激烈ロケーション

アフリカヤマガタが収録会場で選んだ数カ所の候補、そのうちの一つはメンバーの佐藤さんご家族が経営する

「さといもや さとう農園」の農場。

ここ、後でサイト見たらハンパないんです。

アスカの地上絵を里芋で再現しようとする発想、そしてそれを敢行するためにドローンを飛ばす講習も受けて、実際飛ばしてる。

山形といえば芋煮会。

その根幹をなす里芋農園ということで行政とも深く関わっている佐藤さんは、ジェンベをはじめ様々なトライをしている、本当に凄い人です。

結局、収録は別の採石場で行ったんですが、農園で使っているドローンを屈指した収録には度肝を抜かれた方も多かったのでは?

奥様もお子さんもオープニングでトオル君と一緒にしっかり叩いてくれました!

 

収録の後、実はさとう農園でアフリカヤマガタで演奏してます。

どんだけ上空に行くんやぁ!ってほどドローンは舞いまくってました。

戦闘要員?

時は少し戻り5月末に事前訪問して殿こと武田さんとトールくん、そしてアジキンにインタビューした障については書きましたので、仔細のとこをチョイっとだけ。

本来であれば全員と触れ合いながら、

どんなタイコを叩くのか?
何を考えてるのか?
どうしたいと思ってるのか?

を感じながら収録したかったのですが、今回は絶対に

「守らなくてはいけないもの」

がどっしりあったので、殿とトールくん以外はzoomから「滲み出てた」ものを基軸で書いていこうと思います。

まずは殿。

貫禄、声の太さ大きさ、最初に部屋に入ってきた時に

「いきなりラスボス登場っすね」

って思わず呟いちゃった笑

パンクバンドからパーカッションとして誘われたって、ジェンベとの出会いの導入部で話してくれたんだけど

「それは乱闘の際の戦闘要員でしょ」

佐々木のツッコミに「そうかもしれないですね」と返し。

本当にそうだったんでしょう笑

それでも殿は仕事もしっかりやっていて、生活のバランスはジェンベがあることで取れている、って。

乱闘要員じゃないじゃん!笑

 

音感覚

一緒にインタビュー受けてくれたトール君。

少し若手かと思いきや、

アジキン曰く「しっかり叩ける男」

とのこと。

インタビューでいきなり「ベースよりスネアの音が好き」発言、出ました。

ジェンベを擬態化したり擬人化したり、車やバイクに例えたりは佐々木の真骨頂ですが、ジェンベの音を感覚的にスネアに例えたあたり近いものを勝手に感じちゃいました笑

そしてアジキンと出会って、人と出会って、お酒飲んで、、、といった昭和的価値観でジェンベを捉えるあたりはこの若手、ただもんじゃないぞっと。

 

安定した土台

佐藤さんご家族、殿、トール君とソロを展開していくんですが、僕がアフリカヤマガタで素敵だと思ったのは

たかと君のサンバンとあゆみちゃんのケンケニ。

ドゥヌンバはアジキンだからあれだけど、

あゆみちゃんの柔らかなバチ捌きと

たかとくんの絶妙なタッチが凄かった。


全大宴はどうしてもジェンベに視線が行くし、ソロ合戦みたいな様相になる時もあるけど

アジキンが大切にしているものがしっかりわかる、二人のプレイスタイル。

はっきりいって演奏のクオリティはドゥンドゥンの完成度やノリで

ほぼ決まってしまう

と思う。

そこに派手さとかは無いけど、そこがまたツウ心ををくるぐるんじゃ無いでしょうか?

 

といったところで殿のジェンベソロ!笑

質実剛健って言葉がぴったりくる、硬派なソロでしたね。

そして殿にぶっ被してきたトール君のソロ

オープニングで佐藤さんたちをリードする様子

殿という先輩に遠慮なく絡みついていくあたりは

はっきりいって自分好みです。

おそらく学生時分から先輩やおっさんたちに可愛がられたタイプですね。

 

そして最後に、おそらくクラスで練習しきれないから別組みで練習したであろう長いキメ。

zoomを通して町屋の工房で観ながらめちゃ盛り上がってしまいました。

インタビューで「楽しめたらいいな」って言ってた殿。

言葉通りだったようです。

トール君も!

そして潔い!いいぞ!!

想い

配信中のチャット

こうして書いていて

改めて思います。

それでもやっぱり、、行きたかった。

ただ単にいい演奏を撮るだけなら、どんな形でもいい。

でも今回特に苦しかった半年間(コロナ禍始点で換算したら1年半)を彼ら彼女らが

アジキンと一緒にどんな想いで練習してきたか、

その想いをどんな表情で・熱で発表してくれたか。。。。。

それを肌で感じたかった。

それを踏まえてもっと事前にYouTubeなどで宣伝できたはず。

全大宴の真骨頂は

そのアナログな部分を

佐々木というフィルターを通して

世界のみんなに伝えるってとこじゃないかって。

幸いにも5月に事前訪問していたから、全員じゃないにせよその熱は吸収できた。

でもこうして書いていて、あゆみちゃんとたかとくんの演奏、ほんとよかったけど

伝えきれない。

それはひょっとしたら僕の戦術的思想の欠落からくるものかもしれない。

だって、行かなかったらもっと気軽に経費かけずに実施できるもん。

 

でも

 

そこを妥協したら、、、、

 

もちろん、今回は本当にコロナの状況が悪すぎたから、致し方なしだ。

 

そんな思いで

 

今年中に改めて山形へ行く決意をしました!

だって、その思いで秋田には昨年末行ってるんだもん!

 

ヤマガタの皆さん!!!

 

行ってもいいですか??????

 

続く

 

By ジャンベ佐々木

1965年東京都練馬区生まれ(現在55歳) 小学6年生の時、父に連れられて行った銀座のクラブで沢田研二の「勝手にしやがれ」を歌ってかぶってた白い野球帽をシャって投げたらクラブ中が沸いてホステスさんにムギュってされてから人前で何かやることの快感を覚える。 1991年ジェンベと出会う。2001年ジェンベネットショップ「楽屋」創設、2006年加藤タクミと「TDF東京ジェンベファクトリー」創設。2012年に第一回ジェンベ大発表宴会を開催、2021年3月に「全国ジェンベ大発表宴会1」を開催。

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