二つのトライ

秋田カラバンテの収録本番は全大宴2トップバッターの9月3日。

実はこの収録に合わせて9月4日に地元のイベントで一緒に叩かせてもらう予定でした。

行程としては収録含め2泊させてもらって翌5日のアフリカヤマガタ収録へ、奥羽本線新庄経由で南下する予定でした。

しかし前述の通り訪問せずに、zoomで繋ぐ収録に。

その初トライがカラバンテでした。

手前右が天使

そしてもう一つのトライは当日参加できないメンバーのソロの部分を空けて伴奏のみとし、後で本人が自分で収録した映像をはめ込むという、

これまた新たな試み。

もう腹は決めてました。

俺たち、試されてるって。

本気でぶつかって行こうってテルミーたちと話し合って決めました。

今まで一緒に頑張ってきたメンバーを思いやるチーム総意の気持ちと

そこまでしてでも参加したいって気持ちを持ってくれていることが

心底ありがたいって思ったんです。

どれだけ僕が良かれと思って全大宴というお祭りを進めていたところで、そこに参加したいって意欲を持ってもらえる人たちと一緒に進めて行かない限りはマスターベーションでしかない。

おかもの家で宴会!

その点、カラバンテのみんなは集まって

全大宴1を観覧して飲み会を開いてくれたりと

心を寄せてくれていました。

だからこそzoomでも想いを乗せて演奏してくれた。

2021年の年末にカラバンテの納会に参加させてもらったのも、そんなみんなに会いたかったからです。

 

見方次第で

最近カラバンテが地元のテレビに紹介されてるのを見つけました。

テレビというメディアの特性上、全く偏りのないおかもたちカラバンテが映し出されていますね。

情報という観点ではとても素晴らしい。

でも僕が伝え合いたいのは、こういった、なんつーかよそ行きのことじゃないんですよね。。。

NHKじゃないんだし。

滑舌のいいおじさんの観点で伝える体のいいメディアよりも

「ヤバいプロのおじさん」の考え感覚を咀嚼して伝えていきたい。

それを今回はzoomから汲み取って伝えてみました。

トライ!

 

思いの外

そう、zoomの画面からの迫力は思ってる以上によく伝わってきました。

演奏はいつもの練習場所のお庭。

秋晴れの最高の天気です。

けんちゃんは「緊張してきた!」を連発(笑)

 

ボカジュニオーーーール!

誠に勝手ながら東北地方をイメージすると

「マリンケ族のリズム」

ってなっちゃうんですが、カラバンテがいきなり奏でてきたのはこれ

そうです、おかもがリスペクトしているのはラウラウバングーラ!

この構成はおかもがギニアでラウラウから習ってきたラウラウがソリストをつとめていた

ボカジュニオール

のものなんです。

この映像を熊本で見ていたラウラウが

「興奮してます!」

ってタムちゃんから書き込みがあった!

おかもが心からラウラウをリスペクトしていることが画面越しに伝わってきました。

 

ソロの切込隊長は、たっくん!

気取らない、それでも照れずにしっかりアクションしている、めちゃいいソロでした!

 

そして妖精の降臨。

中盤、最初「その部分」は空いてました。

妖精の降臨です。


示し合わせたわけでは無いのに、妖精がいつも叩いてるサイズを察知して頭からキメまで

「空けて待ってた」

他のメンバーが凄い!

 

テルミー!けんちゃん!

前のブログで書きましたが思えばテルミーとは2002年のバングラケ海ワークショップの時から「ジェンベ」を一緒に習ってたわけで、20年ですよ!

ここのところはずっと「ダンサーテルミー」と思ってて、お恥ずかしい、ジェンベ叩きのイメージが無くなってましたが、久々にジェンベを叩くテルミーを見て、ちょっと感動しました。

ショフマンを叩く姿勢なんぞ、さすがギニア人ドラマーの現地風景が頭と体に染み付いてる!

 

そして専業農家ドラマーけんちゃん

実はけんちゃんはそんな意識はないんだろうけど、 結構難易度の高いソロフレーズを叩いてますよ。

照れながら叩く風情も、めちゃよかったよ!けんちゃん!!

 

けんちゃんの後でいきなり後方から距離感をぶっ潰して出てきた小松さん。

湘南の山ちゃんを凌ぐ巨神兵ぶりです!

その時はわかったんだけど、画面上の音声が風で消えちゃってて、肝心の身長が聞き取れないんだけど、186センチって

言ってたような。

だって、普通のジェンベがミニジェンベに見えるもん笑

 

そしてフィニッシュ

以前、ラウラウが東京の大発表宴会でラウラウクラスとして出演してくれた時のキメは

ジェンベみんなで一列になってステップを踏みながらっていう、やっぱラウラウ、違うわぁ!ってカッコいいアクションでしたが、それを彷彿させるカラバンテのエンディング。

その後のカラバンテ

この収録は9月3日、まさにデルタ株真っ只中の時期でしたね。

生配信までここから更に2ヶ月を要しました。

それでも13日にはおかもの家であかりちゃんも福島から一緒に観覧してくれました。

秋田は12月に入ると雪景色が始まるらしいのですが、12月の前半に

「カラバンテ叩き納め会」

があったので新幹線こまちに、これまた人生初乗車で行ってきました。

前入りしてしこたま呑んで

一緒に叩いて

お風呂入って

呑んで

ジェンベがなかったら、僕個人としてコマチで横手駅から逆向きに座ることも、秋田県に足を踏み入れることもなかったかもしれないと思うと、ジェンベに改めて感謝なのです。

 

旅は続く

さて、時計をすすめて9月20日のアフリカフジ収録のお次は、、、

先に議員再選された香川県綾川町の三好東曜クラス収録です!

 

これもたくさんのドラマが!!

 

乞うご期待!

By ジャンベ佐々木

1965年東京都練馬区生まれ(現在55歳) 小学6年生の時、父に連れられて行った銀座のクラブで沢田研二の「勝手にしやがれ」を歌ってかぶってた白い野球帽をシャって投げたらクラブ中が沸いてホステスさんにムギュってされてから人前で何かやることの快感を覚える。 1991年ジェンベと出会う。2001年ジェンベネットショップ「楽屋」創設、2006年加藤タクミと「TDF東京ジェンベファクトリー」創設。2012年に第一回ジェンベ大発表宴会を開催、2021年3月に「全国ジェンベ大発表宴会1」を開催。

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