人生初四国

おがじゅんが推薦してくれた三好東曜は讃岐うどん発祥の地である香川県綾川町の町会議員をしながらカフェ経営し、ジェンベのワークショップも展開しているっていうのを聞いて

「脳が揺れた」

ってことは徒然記「新たなる出会い」で書きました。

僕が知っているカニンカンでジェンベを叩いていた東曜と別の人なんじゃないか?

とも思えるその事実に、人生初四国上陸ということも相まって、6月17日18日と行った事前訪問は超絶ワクワクでジェットスターに乗り込んだのです。

待ち合わせの琴電陶駅の踏切の向こうで向日で待ってくれていた東曜。

本当にその人でした笑

いきなりオススメの讃岐うどん屋さんでランチしたり、ワークショップにお邪魔したり、彼が経営する循環型社会を目指すゼロウェイストカフェで焚き火しながら呑み語りしました。

とてもいろんな話をしました。

そこに故郷香川に移り住んでいた

「にしやまん」

も仕事終わりに駆けつけてくれて、3人で呑み。

めちゃいい夜でした。

 

翌日は朝イチ起きて東曜の家のそばの讃岐うどんやへ。

朝6時半というのに店内メチャ混んでてびっくり!

みたら自営の職人や工業勤務の人がササって食べてすぐ出てく、みたいな感じで

讃岐うどんって本当に香川の地域に根ざした食べもんだって実感しました。

お昼からオイスカのみんなと畔にモグラ止めの波板を打っていったり、苗を植えてみたり。

東曜は議員としての生活・カフェ経営者としての生活・ジェンベ奏者としての生活、そしてオイスカの海外からの農業研修生を受け入れて農業指導したりもしています。

オイスカ・インターナショナル(The Organization for Industrial, Spiritual and Cultural Advancement-International)は、本部を日本に置き、現在36の国と地域に組織を持つ国際NGOです。

そもそもはいろんなことがあるんでしょうが、端的に僕がみて名称の意である

「すべての人々がさまざまな違いを乗り越えて共存し、地球上のあらゆる生命の基盤を守り育てようとする世界を目指している」

これ、

ジェンベの世界じゃん!

って思うのです。

実際昨夜一緒にジェンベを叩いた、オイスカ四国研修センターのスタッフであるファンビアンや研修生たちと一緒に田んぼで泥まみれになっている東曜を間近で見て、改めて東曜すげーって思いました。

既になんとなくここを見ていただいてる方は、薄々予感はしてるんじゃないか?と思いますが

実際、東曜にインタビューで色々話してもらったことは

内容が濃く、多岐に渡りすぎてて書ききれません。

ので

「なぜ議員活動へ?からのジェンベとどうリンク?」

のお話をご覧ください。

 

3ヶ月

こうして6月に事前訪問で三好東曜という人物に触れて、少しだけ

「彼が何をしようとしているのか?」

が感じれました。

そして3ヶ月後の9月の収録。

3ヶ月という期間で、間近で植えた苗だった稲はたわわに稲穂をもたげるまでに成長していました。

東京人にはそれだけで結構な感動がありました。

同時に「なんかヤバいもん見ちゃったなぁ」とも感じました。

実際、全大宴に携わり出してからの自分のYouTube閲覧履歴

1位:田舎暮らし

2位:オフグリッド

3位:ジェンベ

と、なってしまっていたからです。

 

さあ収録!

天気も良かったため収録場所は火事で全焼してしまった現カフェの上にあるカフェ跡地。

(全焼してしまった背景など、こちらでご覧ください。)

収録は夕闇から夜にかけてのタイミングを狙って松明越しに撮る狙いです。

 

下見、からのリハーサル。

その松明は、そう、ここにあった東曜が地肉を注いで建てた火事になってしまったカフェの建物木材です。

その炎はまさに東曜の想いそのもの、その魂が演奏するみんなを照らす!

キザやなぁ笑

 

失態

リハーサルを見て、少し焦りました。

いろんなこと、本当にいろんなことを東曜から聴かせてもらったにも関わらず、演奏の時間を仔細に詰めてなかった。

ざっくり1チーム演奏10分、乾杯やお話含めて15分って伝えてはいたけど、それを大枠で聞くと

15分

って印象が強い。

リハをフルで聞いたが20分あった。

どうするか?

2曲を1曲にすることは難しいし、ソロも削れない・歌も削りたくない。

そしてダンスも入ってる。

そう、僕が2003年から通ってた奈良さんのワークショップ会場である「スタジオリズムーン」のオーナー林夏木さんと仲間の貴子さんがダンスで参加してくれることになった。

こんなところで夏木さんと再会できるのも縁だなぁ。。。

しかし、この全大宴。基本は

ジェンベ

である。

ダンスのことについてはさまざまな意見があるが、僕は

あってもいいし、なくてもいい

ただメインはタイコ

ということで敢えて曖昧にしている。

結果、編集で少しづつカットしていったのだけれども、夏木さんたちが見せてくれた素敵なダンスを大幅に削らざるを得なかった。

おまけに春香ちゃんまで一緒に踊ってくれてる部分も泣く泣くカット。

すみませんでした!!

 

本番

松明の弾けるパチパチという拍手を受けて

東曜の「アリーガトーーーー」の歌からスタート。

そして淡路島のつよっちゃんの土臭いソロ!

さすがベテラン!

そしてお待たせしました!夏木&貴子のゆったりとした柔らかいダンス!

フルサイズでご覧ください。

手にしているのは東曜の敷地にあったススキ。いいですね。

そして演奏の合間にカフェで美味しいマフェなどを作ってくれたくみこさんが

セネガル仕込みの濱井さんのコラの音をバックにリズムの解説をしてくれました。

こちらも松明の拍手を受けながら、厳かな雰囲気。

そして東曜が唄うヤハウェイの歌で2曲目スタート。

中西さんのソロ!

中西さんの叩いてるジェンベは中西さんがラミントラオレと一緒にマリ共和国へ行って習いながら手に入れた

物凄いいいジェンベです。

確かに合図の場所を外しちゃったりしてて、映像を見るだけの人は「あれ?」って思ったりするかもですが、僕は根っこが太い中西さんらしい、いいソロだと思いました。

そして出ました!東曜のソロ。

わかる人にはすぐにピンと来たと思いますがサイオンが見えてきました。

音の説得力も半端ない。

議員・オーナー・指導員、、、、そしてジェンベ奏者。

どれも「本気」で高次元であり続けている。

 

変態ですね。

 

そしていよいよファイナル!夏木&貴子、そして春香ちゃんも交えたダンスをフルでどうぞ!

 

結び、そして今!

生配信本番の映像は大幅なカットになっちゃったり、配信映像が乱れたりと、東曜クラスの皆さんにはとても残念な思いをさせてしまったこと、改めてお詫びいたします。

それでも東曜は走り続けてくれていて

先日も議員選挙に再選!

プロフィールにしっかり

「ジェンベ奏者」

って書いているところが

ほんと変態です。

にしやまんといい、東曜といい、香川のジェンベ叩きはほんと変態ばっかですね。

そしてなんと街頭演説中ほとんどを

ソロケイタ師が 傍で傍でジェンベKAN叩いてくれてた!

とか

相変わらず規格外ですが笑

ソロちゃんも心から東曜をリスペクトしてくれている様子が東京にいてもほんとよーくわかります。

おめでとう!東曜!

おめでとーよー!

なお東曜の政策等は

「とうようチャンネル」

でたくさん語ってくれてます。

ぜひ登録を!

 

瀬戸内海横断!

またまた時はさかのぼり、事前訪問の際の頃。

東曜に綾川駅まで車で送ってもらって、愛に育旅次の訪問地広島のダビットのもとへ。

綾川駅から琴電で香川駅へ。

そこから快速で瀬戸大橋を渡り、岡山へ。

そこから新幹線で広島、JRでダビットたちが暮らす美和町の最寄り駅へ。

初めましてのダビット、新たな出会いが待ってます!

 

続く

 

 

By ジャンベ佐々木

1965年東京都練馬区生まれ(現在55歳) 小学6年生の時、父に連れられて行った銀座のクラブで沢田研二の「勝手にしやがれ」を歌ってかぶってた白い野球帽をシャって投げたらクラブ中が沸いてホステスさんにムギュってされてから人前で何かやることの快感を覚える。 1991年ジェンベと出会う。2001年ジェンベネットショップ「楽屋」創設、2006年加藤タクミと「TDF東京ジェンベファクトリー」創設。2012年に第一回ジェンベ大発表宴会を開催、2021年3月に「全国ジェンベ大発表宴会1」を開催。

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