南日本収録ツアースタート

2021年1月30日土曜のお昼にタムタムマンディング糸島の収録へ向かうためには成田発7時のLCCでも時間がギリギリだったため29日に前入りして宏樹宅へ泊めていただいた。

糸島の自然は本当に美しい。朝の空気や潮騒の調べは博多圏のみならず全国からの移住者が多いというのも頷ける。

最寄駅「大入」は無人駅だ。遠くへ来たなって実感させられる。

 

収録会場の初潮旅館さんは糸島の一番西側、ほぼ唐津という場所にある、糸島の美しい海沿いの老舗旅館の大広間だ。普段からジャズのライブや大衆演芸の公演を実施している、音楽にとても理解のある素晴らしい旅館。

今回のタムタムマンディング糸島チームは宏樹の糸島クラスと博多クラスの合同チーム。

会場に続々と集まってくるメンバー、知った顔も知らなかった顔も皆、多少緊張気味のよう。

コロナ禍ってこともあって一度も合同練習をしないで本番に臨む人も多く、無理もない。

まずは顔合わせの挨拶から。なんか、いいね、この感じ。

リハーサルで初めて音を合わせる。この「音を合わせる作業」が僕は本当に堪らなく好きだ。

あ、あの人、あんな音を出すんだー、とか
いいジェンベだなぁ、、とか

その人の人となりや個性がダダ漏れだから好き。

 

露出

全大宴をやるにあたり、全部行こうと決めた僕は2020年秋からまず機材を狂ったように買い集め始めた。
中でも全大宴のクオリティの鍵を握る「映像」の根幹を担う収録で使うミラーレス一眼レフカメラは中古ではあるけれどもメチャ金かけた。

あの、びっくりするけど、レンズがめちゃ高いです(笑)

そしてこの会場、広間は暗いのだけれども前面に広がる海は、この日曇っていたので「明るく真っ白」。
カメラ素人の僕は、渡航前に今回全大宴の映像などをバックアップしてくれてる阪巻さんに色々レクチャーは受けていたけど、この外と中のコントラストをどう絵にしていくか?は正直迷った。

というのも、宏樹からは「糸島の綺麗な海も表現したい」と事前に聞いていたから。

しかし、そこにフォーカスすると演奏している人の表情が真っ黒になってしまう、、、、。

今思えば正面アングルのカメラをもう一台用意して、それは海フォーカスにすればよかったんだけど、その時はテンパっていたと思う。

初潮旅館の旦那さん、宏樹、メンバーのみんな、ごめんなさい!

 

ジェンベソロ

メンバーは宏樹入れて14名。

驚いたのはほぼ全員がジェンベソロを叩く構成。

それは慣れた人も、今回初挑戦の人も、とっても素敵だった。

素敵って、なんか通り一遍の単語だけど、なんつーかこの数ヶ月のコロナ自粛を経て「挑んでる」感じが本当に伝わってきたんです。

宏樹はといえばオープニングではバラフォン、本編では縦ドゥン、そして最後にはダンスまで(笑)

あれって映像的にどうっていうよりも、このコロナ禍でもめげずに参加してくれたメンバーへの感謝のしるしだったって、あの後気付きました。

演奏はこちら

演奏終了後は初潮旅館さんのめちゃ美味しい料理をいただく。

魚!うま!ジビエ料理!スタミナ!!

ソーシャルディスタンスだったのでメンバーのみんなと談義しながら、、はできなかったですが 大満足です。

そしてみんなとはお別れして海辺の温泉にヒロキと浸かって蕩けて。。。。。

当日は翌日種子島の収録で朝イチのフェリーに乗らなくてはいけないため、天神からバスで鹿児島へ行く僕を、なんと宏樹が天神まで車で送ってくれました。

宏樹、最後までありがとう!!!!

 

高速バス

天神から鹿児島まで約4時間
九州ってバス路線が本当に発達してて、なんと鹿児島まで3,600円で行けるんです。

バスに乗り込んだのは暗くなる頃、なななんと自分含めて3人しか乗ってません。

本当にコロナって厄災なんだって実感、だって大赤字でしょ!バス会社。

鹿児島に着く頃には22時。
今夜は肥後ちゃんの家へ泊めてもらう予定です。

南日本収録ツアー初日、バタバタしつつも多幸感にあふれた素晴らしいスタートでした。

 

続く

 

By ジャンベ佐々木

1965年東京都練馬区生まれ(現在55歳) 小学6年生の時、父に連れられて行った銀座のクラブで沢田研二の「勝手にしやがれ」を歌ってかぶってた白い野球帽をシャって投げたらクラブ中が沸いてホステスさんにムギュってされてから人前で何かやることの快感を覚える。 1991年ジェンベと出会う。2001年ジェンベネットショップ「楽屋」創設、2006年加藤タクミと「TDF東京ジェンベファクトリー」創設。2012年に第一回ジェンベ大発表宴会を開催、2021年3月に「全国ジェンベ大発表宴会1」を開催。

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