さあ収録のスタートです。
ユーキンといえば切っても切れないのはラウラウ・バングーラの存在。
この辺は後々熊本編で掘り下げてお届けしますね。
そのラウラウがギニアで所属していた舞踊団「ボカジュニオール」のボカ・カマラ師を前面に押し出したお揃いのTシャツが光ってますね!
ユウはそのラウラウから兼ねてから習っていたソンソルネを今回の課題曲に選びました。
ユウがジェンベもドゥンドゥンも叩かない・・・・
自ずからリズムの屋台骨も装飾も自分達で作らなくてはいけないということで、良くも悪くもそのクラスの「熟成度」が計られます。
アフリカ新座のメンバーは、一つは古くからいろんなジェンベクラスで習っているメンバー、そして新座という地で初めてジェンベを叩いてみたビギナーさん、あとゆーこちゃんのダンスクラスで踊っていて「ドラムもやろう!」っていう大きく分けて3つの階層に分かれています。
今回参加してくれたメンバーは縦ドゥンの山ちゃんとジェンベのハコちゃん夫妻、そしてジェンベ男子「校長」、なおみちゃんは経験豊富で、サンバンのむんけくんはベーシストでジェンベは最近のめり込んでる、ジェンベのムネリンは経験こそ長くはないけどどっぷり浸かってる。そしてジェンベ右端のケイコさんはダンスから、、という布陣です。
色
昨年18チームの収録をし、20チームの編集をしてわかったことがいくつかあります。
一番はそのチームチームで必ず「色」があるということ。
それはもちろん講師の感じが色濃く出ますが、地域性とか、参加者さん一人一人の感じももちろん左右する要素ですが、僕が感じたのはクラスの
屋台骨
の人の感じが大きいと思いました。それはその人(人たち)の熟練度やテクニックではなく、その
人となり
が色濃くでるという風に思います。
アフリカ新座の屋台骨、それは山ちゃんハコちゃん夫妻。
山ちゃん(縦ドゥン叩いてる独眼竜の人)・ハコちゃん(ジェンベセンター)とは結構昔からいろんな叩く場所で会ってて、特に山ちゃんとは僕がスポットで参加するイベントでのライブで、一緒にドゥンドゥンを叩く機会が何度もありました。
そういったケースですと、なかなか感じを共有するのに僕は偏屈ものなので時間がかかるんですが、山ちゃんとはリハ一発目で即共有できたんです。
なんていうか、フィーリングが合うというか
「乗っかりやすく乗せやすい」
これは山ちゃんの性格、そう「人となり」によるところが相当大きいと思います。
こう書くと「あー山ちゃんって見た目は怖いけどいい人なのね!」ってお思いかもしれませんが、いい人っていうのともちょっと違う(もちろん悪い人ではないですよ!)、ヤンチャでこだわりが強くて無口で無頼漢、、でも心を分かち合える、決して人を裏切らないって思える、そんな人です。
そんな山ちゃんとむんけくんが奏でるドゥンドゥンの「屋台骨感」がアフリカ新座の演奏では際立っていたと思います。
あえて色で例えると群青色かな。
パートナーのハコちゃんが終始笑顔だったのも印象的でした。ハコちゃんはいつもジェンベに没頭しているイメージがあります。ラウラウのワークショップで常に揉まれていたせいもあるでしょうが、現状に満足しない、もっと出来るはず、チャレンジしているという感じでしたが、今回の演奏では全くそういったことはなく逆にメンバー紹介している際の表情なんて、いやはやメチャ魅力的でした。
どうしてもインタビューしたムネリン・校長・むんけくん・山ちゃんという男達にチームの印象を持っていきがちですが、山ちゃんハコちゃんという屋台骨に乗っかってデュオソロを叩いたなおみちゃん&けいこちゃんのキュートさ(!)も含めて
ジェンベ女子力
が勝ったね!
なおみちゃんやけいこちゃんの笑顔も凄かった!
なおみちゃんは3人の子供を育てながらジェンベにダンスに熱心に参加してくれる「すげーカアちゃん!」です。子育て真っ最中でいろんな事が終始彼女の周りでは起きてるし、これまでもいろんなこともあったなおみちゃんのジェンベ叩きながら見せてくれる笑顔は、なんつーか、この「ぶっとい」ものを感じます。
環八を南下!
そんなアフリカ新座、前章でも書きましたがユウキンとはいろんな場面で協力していっているので、実は来月イベントで一緒にライブ出させてもらいます。山ちゃんやみんなと一緒に叩けるのが、本当に楽しみで仕方がないです!
収録を終えて、「働く男達」という全大宴通信外伝のインタビューをさせてもらった後、名残惜しかったですが早々にお別れして、15時からつるもくジェンベの収録会場である世田谷区弦巻へ車で向かいます。週末の環八渋滞が怖かったですが、どうやら大丈夫みたい。
ダブルヘッダー、2件目はつるもくです!
続く