居場所

前回はおまつのこととつるもくのアウトラインを書きました。
今回のチームは弦巻のクラスと、もう一つおまつが月2回湘南で実施しているクラス「コロコロニ」との合同チームということで、その辺について少し触れていきます。

コロコロニは元々はおまつが弦巻で土曜日午前に夜来れない人向けにクラスを始めてました。クラス名は

どーつる

東横線沿線ということもあってつるもくには湘南からも人が集まっていたんですが、週末午前はなかなか人が集まらずに、クラスがなくなってしまうかという時に、きてくれていたみゆきさん(2人目あんちゃんダンスのリードを叩いてます)が「湘南で出来るなら私が何とかやってみる!」って言ってくださって、またマリア(サンバンをガッツリ叩いてます!)も協力してくれて2020年3月から始まりました。

 

湘南

湘南という場所は、僕ら多摩地区の人間にとっては青年期からの憧れの場所で(僕なんか大ちゃんの家でレコーディングしに行った時も藤沢駅で降りるだけで今だにドキドキした)ジェンベの歴史も古く、いろんな変遷があった土地です。

2002年に茅ヶ崎柳島の防砂林の中で大久保潤主催のバングラケワークも俺行ったなぁ(遠い目)。クラスではアフロ湘南・カラモコカマラ・渉・・・・いろんな「ジェンベ叩く場所」がありました。
今はアラカリ大ちゃんがとても素敵な活動をしていて、また山ちゃん(元イケメンズ、僕は巨神兵と呼んでます)もとても丁寧なクラスをしてくれていることもあって、湘南出身のジェンベ叩きはその開放的な地域性も相まって数・質ともに豊富でした。

そこにおまつがクラスをしに行く、、、おまつとしてはやりずらい面があったとは思いますが、みゆきさんの想いはそれを大きく上回ったのでしょう。
みゆきさんがおまつを最初に見たのは新城のユキちゃんダンスクラス。ジェンベをおまつが叩いていたのを見て

「女性でこんなに(ダンスワークの場で)たいこが叩ける人が居るんだ!凄い!なんてかっこいいの!」

って思ったそうです。

みゆきさんは、おまつにもアラカリ大ちゃんにも山ちゃんにもジェンベを習っています。

「私にとっては、1番最初に習った山ちゃんを初め、どの先生も大好きでそれぞれリスペクトしています。
ただ、やはり現実的には(年単位ではありますが)その時々で生活に合ったワークに参加させて頂いている感じです。
考えてみれば贅沢な環境ですよね。そんな感じでアフリカン沼にはまっている私です。」

教える側の想いや都合、習い事としてどうするのがベターか?など比較的ジェンベ界ではあまりそこを重視して閉鎖的になる人は少ないようにも思いますが、なかなかどうして一方的に見ると難しいところはあると思います。

しかし習う側、、習うというか、そこに「居場所を求める側」として考えたときに僕は今の湘南ってとってもジェンベを叩く環境として素晴らしいって思うんです。

みゆきさんと共にコロコロニ立ち上げの協力者「マリア」もまた、そこに居場所を求めた一人です。

マリアもみゆきさんも全大宴1ではつるもくと後で書きますアラカリ&セッセカモンの2チームに出演してます。マリアに至っては全大宴2での沖縄ママディクラスで参加してくれてる、まさにたくさんの心地いい居場所を持つ、素敵な人です。

※というわけでマリアさんについてはアラカリ大ちゃんの時か沖縄ママディの時にたっぷり書こうと思います。

湘南はまるでフォリカンの5人がそれぞれワークショップを展開している福岡のように、教える側も習う側もいい形で横展開できている、珍しい、でも理想的な例だと思います。

 

全員参加

前章でおまつが全大宴参加にあたって「誰一人もれることなく」とそれぞれの持ち味にスポットを当てることにこだわったと書きましたが、まさにつるもくジェンベの演奏は「るつぼ」というイメージがありました。全員とり上げたいですが、、、、、

よし”!全員の勇姿を映像で!!

吉田さんはおまつが平日の昼間にレッスンしているフィットネスクラブの会員さん。フィットネスでジェンベを始めました!本人実はクリスタルボール奏者!

ただっち。ただっちはシナクラの前身品川健康センター(スポーツ施設)でジェンベを始めました。佐々木のお気に入りの男で、最近メキメキ上達してます!

シゲさん!シゲさんはアフリカンダンスもジェンベもこなします。ジェンベの音、めちゃいい!

シゲさんのリードで踊ってるおっさん2人!(笑)つるもくを当初から支えたまことと、最近つるもくでジェンベ始めたまーさん。まーさんは後で投げ銭を回収するアドリブで登場します!

最初にリードを叩くのはトモさん。トモさんはベテランで、子供に絵を教えたりと多方面で頑張ってます。そのリードで踊ってるのはミキちゃん。ギニアでユスフクンバサにダンスを習っててシナやかです。
2人目のリードが前述のみゆきさん。太い音出してますね!そのリードで踊ってるのはアンちゃん。はっちゃけてますね!ミキちゃんもアンちゃんもアラカリ大ちゃんチームでも踊ってます!

つるもくドゥン女子!ケンケニはみほちゃん。サンバンはマリア。ドゥンドゥンはゆかりさん。
この3人の詳細は収録後にインタビューしてます。こちらをご覧ください。

 

そしてさっきのおっさんダンスとはうって変わってキレのあるジェンベを叩いてくれたまこと。まことはベテランで、佐々木と一緒にアフリカンバンドも組んでましたので付き合い古い!!ここぞという時に絶対魅せるプレイをしてくれます。

そして

全員でフィニッシュです。おまつたちが大事にした「全員で」というワードがまさに相応しい波動が映像を通しても伝わってきます。

 

振り返る

演奏中は全員でしっかりマスクをして臨んだつるもくジェンベ。
収録したのは2月21日で、確かに感染者は落ち着いていたけど、緊急事態宣言下でしたのでそのアタリモ含めて気を使いました。

そして撤収後は軽く打ち上げて、とっかかりから本番までをみんなで振り返ってみました。

やっぱ、こうでなきゃね。

とても長いようであっという間の1日でした。

 

吹雪予想

2月は祝日があって23日が天皇誕生日になったんですね。

アフリカ新座とつるもくダブルヘッダーの翌々日23日は北海道は札幌の「Tama African Sapporo」の収録です。

前入りでダブルヘッダーの翌日に北海道へ飛んだのでした

続く

 

By ジャンベ佐々木

1965年東京都練馬区生まれ(現在55歳) 小学6年生の時、父に連れられて行った銀座のクラブで沢田研二の「勝手にしやがれ」を歌ってかぶってた白い野球帽をシャって投げたらクラブ中が沸いてホステスさんにムギュってされてから人前で何かやることの快感を覚える。 1991年ジェンベと出会う。2001年ジェンベネットショップ「楽屋」創設、2006年加藤タクミと「TDF東京ジェンベファクトリー」創設。2012年に第一回ジェンベ大発表宴会を開催、2021年3月に「全国ジェンベ大発表宴会1」を開催。

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